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やりたいこと。に、必要なこと。

  • 投稿日:2019年02月22日
  • カテゴリー:ブログ

パソコンを使ってメールしてます。



生徒の子達がスクールのメールや電話を使って色々な方とやり取りすることもあります。最近では、イベント開催に人手が必要になってサポーターの方を雇ったり、歌の練習をしたい子がサポーターの方に声の出し方を教えてもらったり、過去に作られたルールの成り立ちを詳しく探るために以前スクールに関わっていた方に連絡をしたり。一般の方からの質問に答えたり、ボランティアに来てくれる学生さんや大学とやり取りすることも。

ミーティングの議事録を書いてます。



自分達の学びに責任を持っているので、例えば、「これがやりたい、教えてくれる人を探す、良さそうな人がいたら直接交渉する、教える時間と場所と報酬の有無、お金が必要ならスクールミーティングでプレゼンする。」という、学びのプロセス全てを自ら実行していきます。もちろん、他の人に頼んで協力してもらうことも可能ですが、「これやらせて~」と言うだけで細かなことを誰かに任せっきりでは、自分が学びたいように学べなくなってしまいます。

ダンス練習♪



やりたいことをやればやるほど深まっていく一方で、その周辺の技術や知識もついていきます。先日、メールを何日も返していない子がいたことがミーティングで話し合われたときには、返信に適切な日数は何日までかという話題になりましたが、メールでやり取りしている子達は想像だけでなく実感を持って意見を出します。相手の言葉の意図がわかりにくいこともあるから言葉を意味を調べたり考えるのに数日使いたい、など。文章上のやり取りで要件を伝えるためには、言葉選びや表現に気をつかいながら書く必要があることを学べます。

棚を組み立てています。



Books.Bustersの作業も進んでいます。本の片づけをしたいと思っても、まず膨大な量の本を把握するのが至難です。何人かでチームを組むことで、みんなで力を合わせて作業することはできますが、協力する難しさ、もあります。何時から作業しようと約束していた時間に間に合う人と間に合わない人が出てきたり、整理整頓していく中でそれぞれの好みが違ったりして、話し合って納得する必要が出てきます。スクール内での活動なので、チームだけでなくスクール全体に関わることも当然あります。だからといって一人でやるにはあまりにも大変な作業ですが、一つの活動を見ても色々な側面があるのです。

ミーティング中。常に真剣に議論しながら同時に笑いもあります。



誰かと活動を共にするということは、自分一人だけの自由を諦めることでもあります。しかしそれは消極的な諦めではなく、互いを尊重して対等に存在できるように努めるということです。たとえば、みんなで鬼ごっこをしているとき、こおり鬼からいろ鬼にルールを変えたいと思ったら、変えてもいいかどうかをみんなに聞いて説得する必要がありますね。みんながそれが良ければ賛成してもらえますが、こおり鬼をし続けたい人やだるまさんが転んだをしたい人がいたら、それも話し合うことになります。自分だけの思い通りにはなりませんが、誰か一人の我儘に左右されることはなく、友好的に調整していく経験を積んでいけます。

本格的な親子丼を作って食べていました。



鮮やかな折り鶴と子鶴。どちらかが普通の折り紙サイズです。



サドベリーの子達の活動の様子を見て、「やりたいことばかりやっていて羨ましい。」と言う方もいますが、それは、子ども達の活動全体のほんの一部分しか捉えられていないと思います。目の前の点だけを見て、線があることに気づいていないとも言えるかもしれません。「やりたいことをやる。」というのは、簡単で楽なことばかりではなく、むしろ本気でやりたいことをやるためにはそれに必要な情報収集や周りとの交渉など、時には面倒と思うようなことを学ばなくては達成できないことが沢山あります。身勝手とは程遠いとても真剣な生き方なんです。

(スタッフ・かずま)

 

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