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電気のつけっぱなし。

  • 投稿日:2018年12月10日
  • カテゴリー:ブログ

スクール近くの公園。大きなすべり台があります。



今回はスクールで実際に起こった出来事から、話し合って作られたルールを紹介しようと思います。サドベリーは何をやってもいい自由がある一方で、すべて自分達で決めていく責任があります。たとえば掃除をやらないで部屋がどんどん汚れていっても皆がそれで良ければそうなりますが、その責任は負わなければいけません。(汚いのが嫌な人がいたらそれに応じる、場合によっては汚した自分達で掃除をする、賃貸物件であれば家主さんへの責任など)

 

スクールで泊まりのイベントを開催するようになって、夜もスクールを使う日が増えてきた時期に「電気のつけっぱなし」が多くなったことがありました。昼間の活動中は部屋が明るいのでそもそも電気をつけることが少なかったからか、普段スクールにいない外部の子達が来るようになったからか、それまではあまり起きていなかったことです。ちなみに、備品に関しては「出しっぱなしにした備品は次の日使えない。」というルールがありますし、ごみについても「ごみを捨て忘れたら次の日ごみを捨てられない。」というルールがあります。

枯れ草を燃やしています。



電気のつけっぱなしはありかなしか。ミーティングで話し合われて、八ヶ岳サドベリースクールとしては「無駄に電力を使うのはよくないから、使わない部屋の電気は消すことにしよう。」とラインが定められました。そして、電気を消し忘れたときのペナルティとして「その場所のブレーカーを3時間落とす。」というルールが作られました。これは、3時間使えなくなるから気を付けるというよりは、その場所の電気を節約するためという意味合いで作られています。その後、みんな気を付けて過ごしているものの消し忘れが起こり、その都度担当の人に頼んでブレーカーを落とすという作業が続きました。(ブレーカーが簡単に手が届かない場所にあるのでブレーカー担当を事前に一人と決めていました)

鳥の小屋を設置。



これで電気を節約できるし、みんなが気を付けて過ごすようになった。ひとまず良い方向に向かった…かと思われましたが、また新たな問題が出てきます。夜寝ている時間に消し忘れが発生したからです。早速次の日のミーティングに消し忘れた子から「昨日の夜に電気消し忘れたけどブレーカー担当の人が寝ててブレーカーを落とすことを頼めなかった。」という議題が出ました。それから、ルール自体に問題があるという話になり、ルールの見直しをすることになります。

担当の人がいないとペナルティを実行できないのは問題でしたし、ブレーカーを落とすと消し忘れたピンポイントの電気だけでなく部屋全体の電気が使えなくなるということ(それも含めてペナルティとも捉えられますが)もありました。そこで消し忘れた箇所のスイッチの上に「○○時まで電気つけれません貼り紙を貼る。」というルールに変更され、現在も続いています。また何か問題があれば変わるでしょう。

 

みんなで外にご飯を食べに行くこともあります。



今あるルールが今後もずっと最善とは限りません。多様な価値観に応じて変化させていく必要があります。何か問題があれば問題と思った人が議題を出して、その議題についてみんなで責任を持って話し合う。そうしてスクールのデモクラティック(民主的)な文化が作られていきます。

(スタッフ・かずま)

 

 

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