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スクールを「自治」する。

  • 投稿日:2017年12月20日
  • カテゴリー:ブログ

 


スクールのもう一つのキッチン。奥にはイギリス製の薪オーブンもあります。最近は物置と化していましたが、今年立ち上がった「環境整備チーム」の生徒とスタッフにより、先日整理整頓&清掃が行われ、いつでも使えるようになりました!

このチームに入っている生徒の子は今年でスクールに通い始めて6年目。ずっと自由に好きなことをしてきていますが、最近は「スクールのために」と言って、丸太をチェーンソーで切って薪作りしたり、ウッドデッキの補修をしたり、色々な環境整備に動いています。

 

サドベリーでは、子ども達は好きなことを日々楽しんでやっていながら、自分なりのあり方で、スクールという小さな社会を自治しています。その様子を、日常的なやり取りの中から紹介していきます。

ミーティングの例では、毎回議長に立候補してミーティングを上手く進めようとする子もいれば、スタッフ選挙の管理委員会になって選挙運営をする子もいます。一方ミーティングには出ないけど毎朝必ずその日の議題をチェックしている子や、ミーティングの時間になったら他の子に議題が何か聞いて興味があれば参加する子もいます。そしてルールが決まれば、ルール違反をした子に注意している場面もよくあります。

「ミーティングへの参加」だけが自治というわけではありません。何でもないような遊びの中にこそ「自治」がふんだんに紛れているなと思います。


 

先日体調を崩して寝ている子がいて、スタッフの自分が「無理しないで家に帰ってゆっくりしたら?」と言ったときに、それを聞いた他の子が「それは本人が決めていいんだよね?僕も帰るのをおすすめするけど、スクールにいたければいてもいいんだよ」と話していました。
じゃれ合っている子達が最初は楽しんでいたけど段々エスカレートしてきたときに、「もうやめて、本当にやめて」と言ったら、周りで違うことをしていた他の子達は「『本当にやめてと言ったらやめる』というルールがあるからやめなきゃいけないよ」と諭していたり。

日常会話の中で自然と「本人の意思を尊重する」という確認をしているのです。

他にも「スクールに生徒が増えてほしい」という気持ちでスクールの学校説明会に参加したり、イベント出展やインタビュー取材を受けるなどの行動に出ている子もいます。→Yahoo!ニュース特集とエデュコレ出展。

活動の一部分を切り取っただけですが、やりたいことをひたすらにやる日々の中に、自分(たち)に関することを自らの責任において処理する「自治」はあります。

 

一人ひとりの自由が尊重されるサドベリーの環境は、最初からあるものではなく一人ひとりが作るものです。開校6年目の冬、少しずつではありますが、対等な人間関係のあるデモクラティックな文化が積み重ねられているなと思います。

 

あとがき:今回のブログ記事が、2017年最後の更新になります。毎回どう書けば読みやすいのか、どうすればスクールのこの雰囲気がわかってもらえるだろうなと考えつつ、なるべく現状のありのままが伝わるようにと更新していました。拙文ながら、お読みいただいた皆さんありがとうございました。(スタッフ・かずま)

 

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