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教わらなくても、学ぶ。

  • 投稿日:2017年11月15日
  • カテゴリー:ブログ

 

先日、スクールに英語で問い合わせがあったときの出来事です。

現在スクールの問い合わせ担当をしているスタッフは英語が堪能ではないので、いつもは翻訳サイトを駆使したり英語が分かる知人に聞いたりしてやり取りをしているのですが、たまたまミーティングで諮る必要があったので、そのメールについての議題をミーティングで話し合いました。そのミーティングで、一人の生徒の子が「自分は英語が少しならわかるから、そのメールの担当をやりたい」という提案をして、引き受けることになったのです。

その子も完璧にできるわけではないので、英語の文法を調べながら文章を作っていましたが、なぜ英語が分かるかというと、普段自分が好きな世界中の人が参加するオンラインの対戦ゲームをやっていて、ゲーム内で有力なチームのマスターをしながらチームメンバーとのやり取りにチャットやSkypeなどで英語も使うから、だそうです。

 

サドベリーには与えられる時間割やテストが無いので、公立校などで行われている教科の学習はやろうと思えばできるしやりたいと思わなければ一切やらないという環境です。入学の際親御さんには、「お子さんが字を読めず計算もできないまま大人になるかもしれませんが、子どもが望むならそれを尊重するのがサドベリーです。それでも大丈夫ですか?」という話もしたりします。

ただ実際には、個人差はありますが字を読めないと困ることや計算が必要になってきて、マインクラフトをしながら漢字や英語を覚えていったり、ミーティングに議題を出すために文字を書いたり、電車に乗る切符を買うから計算をするなど、必要なことは日々体験から身に付いていきます。

今回の英語が分かる子も、小さい頃からサドベリーに通っていて、今まで英語の授業を受けた経験があるわけではないのですが、自分が好きなゲームに必要な知識として自ら英文を学んでいますし、自分のためだけでなくスクールのためにとメールの担当を引き受ける気持ちもあります。

 

サドベリーの子達の特徴として、勉強を強いられたことがないから勉強嫌いになっていませんし、知らないことへの恥もなく自分に必要と思えば取り入れることに躊躇いがありません。「知らないことを知っている」のです。この場で公立校の批判をするつもりはないですが、「習ってないから知らない≒教えられなければ学べない」という思い込みは、自然な学びを妨げている場合もあるのではと思います。

 

 

(スタッフかずま)

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