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「スタッフの給料を上げるべき!」と言う生徒と、「生徒の活動費を上げるべき!」と言うスタッフ。

  • 投稿日:2017年07月20日
  • カテゴリー:ブログ

 

今回は、日常の会話の中で出てきたやり取りを紹介します。サドベリースクールでは、スクールの年間予算をどうするか、今年はどのスタッフを雇うか等、生徒がすべての話し合いに参加する権利を持ちながら運営が行われています。

話し合いの内容もフルオープンで今年度の予算書も公表されているのですが、ある日一人の子が予算書を見て「スタッフの給料少なすぎるでしょ!食べていけんの!?」という意見から、スクールの年間予算の話になりました。補足をすると、年度途中でスクールに入った子なので今年度の予算を決める話し合いには出れていない子です。

今回はミーティングの場ではなく普通に会話していただけなので、スクール公式な検討には至っていません。「もっと高くするべきだと思うからミーティングで提案したい」と言っていましたが、年間予算を決めるのは年度末のことです。本当にミーティングに提案するのかは分かりません。

現在スタッフ給与は月額20万円(額面)なので、確かに一般の社会人の平均からすると低めかもしれません。ただ、この子と話していたスタッフは逆に生徒の活動費を最優先に上げるべきという意見を持っていて、毎年より高い活動費の金額を提案しています。(2017年度の生徒活動費は約80万円ほどです。※生徒活動費とは:生徒が自分の学び(例、好きなマンガを買いたい、パソコンを買いたい、英会話の先生の講師料、プールの入場料、遠足に行く交通費等)に使えるお金のことです。)

逆に、スタッフがもっと高い給与を要求することもできますし、生徒が自分達の活動費を上げる提案やスクール広報にいくらお金をかけるのか等色んな意見が出ます。何が正しい間違いはないですが、「スタッフが仕事を頑張っているから」「(スタッフも生徒も)自分だけがお金を得たいから」等の感情論だけで単純に上げ下げできるものでもありません。スクールの発展と共に収入と支出のバランスを考えながら、毎年改善を加えつつちょうど良いラインを決めていきます。どんな意見を持つのも持たないのも自由で、本当に変えたければミーティングで提案することができるのです。

 

あとがき:個人的には、予算は全体のバランスを取るのはもちろんのことですが、生徒を優先しすぎてスタッフが犠牲になるのはよくないけど、本来学校は生徒のために存在するはずなので、スタッフが無理なく生活していける範囲を保ちつつ、やはり生徒を最優先に考えるべきだと思うのです。果たして来年度の予算を決めるときにスタッフの給料を上げる提案が出るのでしょうか…

(スタッフ・かずま)

 

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