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「書類にはふりがなを付ける。」

  • 投稿日:2017年05月10日
  • カテゴリー:ブログ

 

 

サドベリースクールでは、何か問題があるときや生徒達がより自由な活動をするために、スクールミーティングでいつでもルールを決めることができますが、今回は最近できたルールを一つ紹介します。

「書類にはふりがなを付ける。」

スクールミーティングは毎日朝と夕方の二回、議題があれば開催されます。議題は事前に皆が見えるところに貼り出されていて、議題ごとに自分が参加するかどうかを選べます。議長は議題を読み上げて提案した人が詳しくプレゼンして、過半数の賛成を得られれば承認、反対されたら却下となります。決定したことをミーティングノートに記入するのが書記の役目です。

先日小さい子が議長をやったときに、議題に書いてある漢字を読めないということが起こりました。ここでふりがなを振ってあった方が読みやすいのではないかとのことから、「書類にはふりがなを付ける」というルールが提案されました。

読めない子は読める人に聞いたらいいのではないか。という意見もありましたが、少し読める子なら文脈から察して聞くことはできても、全く読めない子がいた場合に何をどう聞けばいいかも分からないのではないか。という意見も出ました。実際に議長をやって読めなかった子もふりがながあった方が参加しやすいとの意見を出して、最終的には「議題用紙とミーティングノートに書く漢字には全てふりがなを付ける。」ということが決まりました。

おそらく、読める子からしたらめんどくさい・やりたくない作業なのかもしれませんが、全員の自由をできる限り保証するためにバランスを取る必要がある場合にできるのがルールです。例えるなら、信号が無ければ多くの事故が起こりますし目的地に素早くたどり着くこともできません。赤信号を守るのはめんどくさい・ノンストップで目的地まで行きたいとしても、全員の自由をできる限り対等な権利として鑑みるとやはり信号は必要です。

ルールによって自由を縛るのが目的ではなく、自由を守るためにルールを作るという感覚なのです。

 

(スタッフ・かずま)

 

 

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