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未来の先生展、行ってきました!


1日目は10人ほど、2日目は50人くらいでしょうか、部屋が満杯になって外から覗いている人もいるくらい集まってくれました。



先日東京で開催された「未来の先生展」というイベントにスクールとして参加してきました。フリースクール、オルタナティブスクール関係や公立校側や企業からの出展もあったり、多種多様な団体を見ることができるイベントです。

 

スクールでは、イベントに出るかどうかもミーティングで話し合われます。今回も数ヶ月前にイベント出展の依頼を頂いて生徒の子達で話し合いました。現状では基本的に依頼されたことには積極的に参加していく方向なので、出展することが決定。

次は担当する人を決めていきます。実際に通う生徒の話を聞いてもらおうということで生徒の子1人と広報担当のスタッフ1人の2人で担当することが決まりました。土日の2日間いずれも1時間の枠をもらっていたのでどんな出展方法にするかを担当の2人で話し合い、前半はスクールの説明、後半はできるだけ一般の方と対話をメインにプログラムを組んで当日を迎えました。

 


生徒の子はたくさんの人が聞いているという状況でも、全然緊張しなかったらしく普段と全く変わらない様子で話をしていました。

イベント後、担当者2人の振り返りでは「一方通行の講義形式では中々サドベリーは伝えられない。今回も話を聞いてもう~んと頭を悩ませているような人もいたが、人が多くて一人ひとり丁寧な説明をするのが難しかった。今後は常時説明ができるブースを置かせてもらうとかがいい。」といった話も出ました。

担当をした子は今後も外部のイベントには積極的に行きたいと言っているので、サドベリー生徒の話に興味を持っていただいた方はどうぞお問い合わせください!

(スタッフ・かずま)


恐怖の不在~②違和感を持つ~

  • 投稿日:2018年09月05日
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ミーティング風景



前回の記事

恐怖の不在①

では、サドベリーという小さな社会は誰かが恐怖(権威性)で支配することをしないのでどんな人とも対等に関われる環境が成り立っているというお話でした。2回目の本稿では、恐怖がない環境で子ども達がどのように過ごしているかを書いていきます。

権威性がないことで一人ひとりが何をやっても(やらなくても)いい活動の自由が保証されます。何歳だからこれをやらなければはありませんし、まだ何歳だから早いも、男・女の子なのにそんなことやるのはおかしいもありません。さらに権威性がないことに慣れきった子ども達は「恐怖に対する違和感」を持ちます。

公園に遊びに来ました!



たとえば、みんなで一緒に遊んでいて鬼ごっこをしようとの話し合いで「増えおにがいい、こおりおにがいい、色おにがいい、ケイドロがいい」など色々な意見が出たとき、そこで誰かの意見が無かったことになって進むようなことがあれば、誰かが違和感を持って「まって、あの子こんなこと言ってたよね」と口を挟みます。

たとえば、楽しく遊んでじゃれ合っていても、嫌になってきた子がいれば「もうやめて、ミーティングに出すよ?」と言うこともあります。大人などの権威に頼って誰かに解決してもらうというわけではなく、自らミーティングという正式な場に出すことでスクール(社会)としての正当なジャッジを使って解決していきます。

「恐怖」というと少し大げさな感じもしますが、より具体的にいえば「誰かの意見が尊重されない」ことに違和感を覚えるということです。

興味があることを好きなだけ話しています。



前の記事で「権威性がない」ことについて書きましたが、権威性が全く存在しないわけではありません。一般の方から「いじめはあるんですか?」という質問をもらうこともありますが、みんな色々な価値観を持った人間なので気持ちの行き違いや誰かが誰かに違和感を持つなどの問題は頻繁に起こります。むしろ問題が起こらない方が「問題そのものを権威化」して避けているということもあると思うので、そこにいる人達が多様であるなら問題が起こること自体は自然です。

問題が起こったときに、上記のようにその場で話し合って解決したり、ミーティングで正式に話し合うことができる環境が成り立つには、尊重されないことに違和感を持てる一人ひとりの感性と、それをすぐに言える文化(雰囲気、システム)があるかどうかが重要なのです。

(スタッフ・かずま)


恐怖の不在~①権威性のなさ~

  • 投稿日:2018年08月30日
  • カテゴリー:ブログ

戦略を考えながら遊ぶボードゲーム♪



サドベリーでは何歳であろうが立場に関わらず対等に関わります。誰かが「ここが汚いからみんなで掃除をしよう」と言っても、汚いと思ったのはその人の価値観なので他の人が汚いと思わなかったり掃除を面倒と思えばそれも同じように尊重され、スクール(社会)として汚いか掃除をするべきかどうかを話し合います。恐怖がない、つまり権威性がないともいえます。今回はそんなお話です。

広い校舎一面に電車を走らせます。



「そんなことしてたらまともな大人になれないよ」と言う人がいます。既に保育園や幼稚園から「ちゃんとした小学生になる練習だよ」とも言われます。

まずもって「恐怖=まともな大人になれない、小学生になれない」を植え付けてその恐怖を鎮めるためならばと、日々頭ごなしに怒られたり本当に意味があるのかなんて関係なく将来のためにと勉強をさせられる等、ある意味残忍なことが正当化されていきます。会社などで「残業がない会社なんてないんだから」とサービス残業が横行するのもそうかもしれませんが、親や先生、上司の言うことを守らねばならないという法律があるわけではないのに、逆らった場合の恐怖が存在するから従うということが少なくないと思います。

卓球の練習!



サドベリースクールを考える上で、この「恐怖の不在」は非常に重要なポイントです。スクールを見学に来てこれに気付く方と気付かない方がいますが、子ども達は見ず知らずの来訪者(大人)を何も恐れてはいません。それは普段から異年齢の生徒やスタッフ達と権威性を頼らずに一人の人間として対等に関わっているからです。人と人として対等に関わることの価値を、多くの場合大人よりも子どもの方がずっと鋭く言葉にはせずとも感覚的に理解しています。

恐怖が存在する環境に慣れきってしまうと恐怖の無さに逆に不安を感じて「遊んでばかりで大丈夫なのか、将来は大丈夫なのか」と無意識に恐怖(権威性)を探してしまいます。不安を正当化したい人は「上下関係の厳しいタフな社会でやっていけるのか」と言ったりもしますが、サドベリーを出て社会人になった人達はそもそも恐怖を土台にしていないので、その恐怖とすらフラットに向き合っていく姿勢があります。

大量の球を連続で打つ練習です!



少難しい話になってきたかもしれませんが、大事なことなので続きの記事も書きたいと思います。今回の記事では「サドベリーの子ども達は見ず知らずの来訪者(大人)を何も恐れてはいない」という権威性のなさがサドベリーの恐怖の不在を理解する上では目の前にある最大かつ最適の教材だということがわかると思います。これからの移り変わる世の中で、知らない人や新しい文化を恐れていないということ自体が彼・女らの糧になっていくのです。

(スタッフ・かずま)

 

 


ポケモンを英語で。

  • 投稿日:2018年08月07日
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暑いので水遊び♪



サドベリースクールはどんなジャンルの活動もフリーに選べる環境なので色々なゲームで遊ぶ子達がいますが、中でもポケモンの人気は世代を超えて続いています。(筆者は初代ポケモン緑をときめきながら遊んだ世代です)

先日ポケモンのゲームを何回も周回してクリアしている子がなぜか英語設定で新しくデータを作って、その子はあまり英語がわからないので文章を事細かに調べながら翻訳して理解を進めるという活動をしていました。

 

進める中でいくつかわかったことがあって、ポケモンのゲームは英語版だと表現が全然違うということです。登場人物のセリフばかりかポケモンの名前すら違っていました。「ニャースはmyarsなんだ!みゃーと鳴くからかな」「キャタピーはそのままなんだ、そうかキャタピラー(イモムシ)が由来だからか!」などなど、色々気付きがあったようです。ただ英語がわからないのでかなり四苦八苦はしていて、翻訳アプリを駆使したり英語が分かりそうな他の人に聞いてみたり、最初の「博士の説明とお母さんのお言葉(チュートリアルのようなものです)」を翻訳するのに丸一日かかって、いざ最初のポケモンをgetしたときの感動は半端じゃない様子でした。

ちなみに翻訳の仕方も自分で考えてやっていましたが、まず自分のノートに英語の文章をすべて記入して、その周りに日本語で意味を補足しながら書いていたので膨大な量の英文を書き翻訳するという作業ですが、とても楽しそうにやっていましたし、やればやるほど英文の会話を理解できているようでした。

これはポケモンではなくマリオカートです。



教科学習という形だけで「英語」を見ると矮小化して「あの子は英語をやってる・やってない」と考えてしまいますが、他にもオンラインゲームで世界中の人とチャットやスカイプなどでコミュニケーションをとってリアルに学んだり、スクールへの英語の問い合わせに生徒の子が調べながら返信のやり取りをする子や、将来のためにと英語のリスニングを受けている子もいました。


本人の意図的ではない場合もあるかもしれませんが、幅広い視野で見れば「英語」を学んでいるということがわかります。色んな形で学ぶ子がいますが、共通しているのは「本人が必要だと思ったときにできるようになる」ということです。これは国語や算数など他の教科にも全く同じことが言えると思います。

(スタッフ・かずま)


ルールをすぐに変えられる。

  • 投稿日:2018年07月30日
  • カテゴリー:ブログ


7月はサマースクール期間があり、スクールへの入学を検討している子達が体験に来てくれました。スクールに泊まれる1週間ということで遠方からも来やすく、海外からも来られていました。

体験の子達が通う中で、今あるルールの問題点が見つかったので早速ミーティングに議題が上がり、普段スクールにいる生徒とスタッフに新しく来た体験の子が混ざって改善案を話し合うことがありました。サドベリーは普段通う生徒の子達だけの学校ではなく、新しい子達を募集している以上は一般に開かれた小さな社会でもあります。


そして学校という小さな社会は大元を辿れば、生徒である子ども達のために存在している社会であるはずです。新しい子が入ったり時が経って一人ひとりが変化していく中で、常に新たな人(価値観)を尊重できるように、サドベリーという小さな社会は自然と形を変えて柔軟に変化していきます。

この柔軟性、流動性が、直接民主制により運営されるサドベリーの良いところだと思います。今あるルールに問題があればすぐに話し合って改善していけるのです。


(スタッフ・かずま)

 

 

 

 


夢を追いかける。

  • 投稿日:2018年07月12日
  • カテゴリー:ブログ


ある日、絵の具を使って「何を描こうとかは考えずに思うままに描いてる」と言いながら絵を描いている子がいました。

絵を描くことで、絵が上手くなるから、色の混ぜ方を覚えるから、将来に繋がるから、その活動に価値がある、なんて思いますか?

 

サドベリースクールは、子ども達が自分の好きなことを好きなだけできる学校です。みんな夢や何かやりたいことを見つけてそれに向かっているような?イメージもあるのかもしれません。一般の方から「夢が見つからない子はいるんですか?」という質問を頂くことがあります。

大人の皆さんは、「あなたの夢はなんですか?」とか「夢に向かって日々何を実行していますか?」と聞かれてすぐに答えられるでしょうか。すぐに答えられない人も少なくないと思います。そもそも、夢とは何なのでしょうか。就きたい職業だったり具体的な目標だったり、「日々楽しく過ごしたい」とか「自分のモットーを大事にする」といった生き方のようなものでもあるかもしれません。みんなが常に持っているわけでもないし、子ども時代に早々に決められるものでもなく、人生何十年もかけて探しても見つからないこともあると思います。


確かにサドベリーの子達は毎日好きなことをしています。でもそこには「これが自分の夢だ!」という意識は特にないように思います。もちろん中には将来やりたい職業などがあり、それについて勉強をしたり練習をしている子もいますが、「子ども達を評価しない」のがサドベリーの重要なポイントです。夢を見つけて追いかけているから偉いとか有効とか、将来のことを考えていないから駄目というような価値付けをされません。


もしかしたら誰にも言わずに野望を秘めている子もいるかもしれませんし、夢があってもなくても、子ども達は常に自分で決めて着たい服を着て食べたいものを食べ、話したい人と話し遊びたいように遊んでいます。何の問題があるというのでしょう?

 

(スタッフ・かずま)

 

 

 


「考え方を否定されても、自分は否定されない。」

  • 投稿日:2018年06月22日
  • カテゴリー:ブログ

[ミーティングの様子]

[ミーティングの様子]



「考え方を否定されても、自分は否定されない。」

この言葉は、今年の短期留学に参加した子の感想の一部です。「自分と違う価値観を持つ人から自分と違う意見を言われたとき、その人と自分が違うのは考え方なのであって、自分を否定されることはない。」と言うのです。
この子は「以前は違う意見を聞くと自分の存在自体が否定された気がしていた」とも言いますが、こう考えられるようになったのはとても良い気付きだなぁと思います。

詳細は以下の感想一覧から、本人が打った文字で読んでみてもらえたらと思います。普段はスクールの広報担当をしているスタッフがブログ記事などを発信していますが、実際にスクールで学ぶ生徒の子達の声をお届けして少しでも雰囲気が伝われば嬉しいです。

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[近くの公園で!]

[近くの公園で!]



※過去に短期留学に参加した子の感想。

【単発で参加しての感想】

・留学に来ている子やスクールの生徒の子と遊ぶのが楽しい。

・騒いでるのが好き。広い。虫出る。自然多い。コンビニがすぐ閉まる。

・むっちゃ星が綺麗に見える。スクール付近に美味しい料理屋さんが多い。

・みんなが暖かい。周りの人への気遣いがある。人の話を遮る人がいない。最後まで人の話を聞く。

・自分の意見が認めてもらえる。自分の意見をみんなしっかりもっている。陰口や意地悪がない。

・ミーティングで自分たちの改善点を出して、ルールを決めていく。

・みんなそれぞれ得意なことがある。認めてもらえるから自分を素直にだしている。

・自然の中で思い切り遊べる。自然についての疑問を持ったらすぐに調べていた。

・山にかかる雲の動きが早かった。湧き水を汲んで飲んだ、美味しかった。富士山をみながらアイスを食べると味が変わるという表現をしていた

・みんな素直に言葉に出して、気持ちを言う

・笑顔が多い

[身長を遥かに超えてます!!]

[身長を遥かに超えてます!!]



【複数回参加しての感想】

・ここで、ここに集まった子達と一緒にいるのが楽しい。

・短期留学に来るようになって、10日間という有限の時間を経験して、一瞬一瞬を楽しもうと考えるようなった。

・最初に来た時は初めての環境で知らない人も多く、違う考え方の人に自分のことが否定されるような気がしていた。考え方と自分は同じだと思っていたから、考え方を否定されるのは自分を否定されることと同じだと思っていたけど、自分の考え方と自分の存在は違うものだと思えるようになったから、今では自分を否定されることはないと思えるようになった。

・何回も来ているから八ヶ岳に友達もいて、いつも会えない友達と会えたりするのが楽しい。色んな人と友達になりたいと思っていて会ったことない子も来てるから、友達を増やせたり交流ができる。色んな人と遊んだり話すことによって、その人の趣味が知れるし自分の知識も増える。

・今までは周りに合わせたり流されやすいこともあったけど、自分の意見ははっきり言えるようになったし、ミーティングの話し合いに参加したり活動の企画をするなど色々積極的になった。留学に来ると身長が伸びることがしばしば。

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[短期留学終わりの集合写真]

[短期留学終わりの集合写真]



一般の方の「実際に通う生徒の子達の声を聞いてみたい」という意見は少なくないです。確かに「カリキュラム・デストのない学校で子ども達はなにをしているんだろう?」という疑問が生まれるのは不思議ではありません。

しかし子ども達の活動を「評価しない」のがサドベリーの大事な特徴です。周りの大人の期待があろうとなかろうと、生徒の子達はミーティングに出たければ出て必要がなければ出ないように、広報活動に興味があればやりますし興味がなければやりません。

ただ最近は説明会で自らスクールの説明をする子がいたり「ブログを書いてみようかなー、Q&Aコーナー作ろうかなー」とか「イベントに出て一般の人と話したい」などと話している子達もいるので、もしかしたら生の声が聞ける機会があるかもしれません。乞うご期待です。(期待しすぎない程度に…笑)

(スタッフ・かずま)

 

 


元スタッフから見るスクールの変化。

  • 投稿日:2018年06月07日
  • カテゴリー:ブログ


今回は少し毛色を変えた記事になりますが、数年前まで八ヶ岳サドベリーのスタッフをしていた「きむさと」さんにお話を伺いました。現在はスクールサポーターとして、必要な時に呼べば来てくれるサポーターとして関わってくれています。今回日常の活動サポートに来てくださる機会があり、数年ぶりにスクールの日常に入ってみての感想です。

 

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みんなと色々遊びましたが、室内で『危ないと言われたボール遊びはやめる』というルールをギリギリ守っての野球をしたり、罰ゲーム付きのUNOをみんなとやってとても楽しかったです。楽しい時間を目一杯とれるのがサドベリーの魅力。そのようにして限りある人生、『自分』にとって大事な時間としていく姿勢が自然と身についていきます。

スクール運営の方法や役割分担なども大分明確になってきており、生徒の人数が増えたりスクールに長く通う子も増えて、すべての決定をミーティングで民主的に話し合って決めていくという文化が大分根付いてきています。生徒とスタッフも、大人と子どもではなく対等な一人の人間として関わるあり方がよりハッキリしてきています。

留学中の食事の準備に関しても、当たり前のように大人が「失敗をしないように」先々の計画やスケジュールを決めるのではなく、子どもも大人も関係なく自分がやりたい役割を自然と担って行動していて、無計画なように見えても他人を尊重しながら全体としては上手く収まっています。

誰かが仕切ることをしなくても、もちろん全てが上手くいくわけではないですが、失敗することからも多くのことを学んでいます。「失敗」という経験を得たことで、次また失敗しないためのほぼ一生の学びとなります。

また、ミーティングがあることで、自分一人だけでは流してしまうような過ちもみんなの前で話すことでしっかり反省して、なぁなぁにすることなく次に繋げることができています。自分に厳しい人が、「こんな失敗をしてしまった」と話す時も、他の人から、「それは失敗ではないのでは?」と言われることで、自己肯定感が高まることもあります。こうしてコミュニケーションをとることで、本人にとっても他の人にとっても、スクールにとっても学びになり、より良いコミュニティへと発展していきます。

「子どもを子どもとして扱うと、いつまでも子どものままである。」

「子どもが自立した人生を歩むためには、いち早く一人前の人間として扱うことだ。」

「尊重される環境でこそ、人は人を尊重できるようになる。」

by Satoshi Kimura


このように、以前スクールに関わっていた人が引き続き関わりを持ってくれるのは、とてもありがたいことです!

(スタッフ・かずま)

 

 


先生のいない学校。

  • 投稿日:2018年05月18日
  • カテゴリー:ブログ


サドベリースクールには、「先生」はいません。生徒達に雇われる「スタッフ」という名称の人が毎日活動をサポートしています。今回はここをもう少し詳しく説明したいと思います。

 

「カリキュラムなし、テストなし、先生もいない」というサドベリーの特徴は、一見ないない尽くしのよう見えますが、これは既存の学校の価値観に合わせた宣伝文句になっているからです。

色々な事や物が「ない」というよりは、自分で作り決める権利が「ある」のです。シンプルに言えば「何をする(しない)かを自分で決められる、自分の評価は自分でする、誰を先生にしてもいい」ということですね。

何かを学び得ていくとき、身近にいる生徒やスタッフなど知っていそうな人に聞くこともあれば、専門的な知識をサポーターの方に教わったり、もっと広い層の人や施設を求めて街へ繰り出したり、インターネットを駆使してYouTubeの動画で情報を得たり、自由な子ども達の学び方は本当に多種多様で、誰にも測り知れません。


 

サドベリースクールは「子どもは生まれつき、必要なものはすべて持っている」という考え方で成り立っています。ここでは「先生」と呼ばれる大人が子どもの人生を管理・把握しなくても、自分で考え自分で行動していけると信頼されています。

独学で色々学んでいくこともあれば、誰かに教えてもらう方法をとることもありますが、その根本は「あらかじめ決められた先生がいて…」ではなく「自分の必要に応じて自由に先生を作っていく」というあり方なのです。

 


今年創立50年を迎えたアメリカボストンのサドベリーバレースクールのスタッフ・ダニエルグリーンバーグさんは「子どもは経験が無いからより経験のある大人の言うことを聞くべきという理屈がまかり通るなら、世の中はすべて老人が支配することになります。そんなことありえますか?」とも仰られています。

支配する・される関係にない子ども達は、大人が予想だにしないほど、本当に伸び伸びと自由に、やりたいこと、好きなことをしています。「先生(導く大人)がいなくても大丈夫なの?」と思う方もおられるかもしれませんが、ぜひ一度スクールの日常を見学されてみてください。一目見たら、わかっていただけると思います。

(スタッフ・かずま)

 


デモクラネットの合宿。

  • 投稿日:2018年05月07日
  • カテゴリー:ブログ


GWの連休中に、デモクラティックスクール・ネットワーク(通称デモクラネット)の交流合宿がありました。今回は八ヶ岳サドベリーにて開催。

※デモクラネットとは…日本各地にあるデモクラティックスクール、サドベリースクールが集うネットワークで、日常的にMLやSkypeで情報交換をしたり、年に一度合宿という形で実際に会って交流もしています。

デモクラネットHPはコチラ→http://democratic-school.net/

 

日本各地のスクールから、生徒、スタッフ、保護者などの関係者をはじめ、卒業生で社会人になった方々や、スクールを立ち上げたい方、スタッフになりたい方、興味がある一般の方なども参加されていました。印象的だったのは、各スクールを体験入学中のご家族の方々もいて、今からサドベリーのことを知っていく段階で、各地のスクールの人と交流できるのはとても良い機会になっていたと思います。

各地の生徒(メンバー)の子達も多くいる中で、子どもと対等に関わるスタッフのあり方や、大人と対等に関わる生徒のあり方は、とてもシンプルでわかりやすく気持ちの良いものです。一方では、スクール運営上の問題点や課題などを各地の例を参考に、具体的な改善策を考えたりも。

自然体で過ごす子どもや大人達からそこにいるだけで感じとれる「デモクラティックな空気感」のようなものもあれば、スクールのシステムをどう作るか?といったテクニカルな部分で多くの知識を得ることもできる、日本のデモクラティック(サドベリー)スクールが一気に凝縮されたような3日間でした。

 

ここ数年は毎年恒例となっている合宿なので、興味がある方はぜひデモクラネットに加入して頂いて(個人会員になれば一般の方でも来れます)、交流しに来てもらえたらと思います。

初対面の人も多い中で、思い切り遊びまくったり夜通しこんこんと語り合ったり、とても楽しくもありながら、よくよく勉強させてもらいました。遠方の方も多かったですが、参加頂いた皆さん、ありがとうございました。

(スタッフ・かずま)